2017年3月22日水曜日

Especia × LUCKY TAPES 2Man-Live 「Danger」 に行ってきた


LUCKY TAPESとのツーマンライブ「Danger」のことを書いたものの、1/17のEspecia解散発表ですっかり上げ忘れていた事に気づいたので今更ですが…需要なさそうだけど。割とライブの直後の解散発表前に書いてるものをそのまま上げてます。


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晴れ着の新成人が街を行きかう1/9、EspeciaとLUCKY TAPESのツーマンライブ「Danger」に行ってきました。場所は渋谷WWW。昨年リリースしたEspecia新体制初のシングル『Danger』のレコ発イベントです。バンド態勢の朝ではないEspeciaをやっと見ることができました。
500人ほどのキャパであるWWWでストレスなく移動できるほど。レコ初ライブとしては少し寂しい集客と言わざるを得ないかな…。





セットリスト


  1. No1 Sweeper
  2. Aviator
  3. 海辺のサティ
  4. Mistake
MC
  5. Affair
  6. Saga
  7. きらめきシーサイド
  8. Boogie Aroma


LUCKY TAPES後、アンコールでのコラボ

  9. Danger
10. レイニー・ブルース



今回のサポートバンドはいつものHi-Fi Cityではなく、Especiaと初めて関わるであろう面々も参加した新しい顔ぶれです。新年1発目でバンドも入るレコ発イベントということで、セットリストも一層気合が入った選曲です。新体制初披露曲や新アレンジが多く、様々な見どころがあり最後まで刺激的なライブでした。
まず悠香ちゃんをメインボーカルに据えた「No1 Sweeper」…!Especia代表曲堂々復活
の儀。サビの「Turn it up turn it up ~」のコーラス部分はMiaちゃん。完全に勝ちにきました。こんなに鮮烈な登場かつてあったでしょうか。今回のサックス さんはとても躍動感ある演奏をする方で間奏のソロではグイグイ前に出て煽り、それに呼応するフロアをより一層熱狂に包んでいました。

続いて絵莉加ちゃんがメインボーカルの「Aviator」。悠香ちゃんメインボーカルの「海辺のサティ」「Mistake」と人気が高い楽曲群で冒頭を固めてきた。「海辺のサティ」は激
しいダンスをしなくなった新体制にしては振付けが多く、冒頭の肩を揺らす振付を見たEspecia初見と思しき女子から”かわいい!”という声も何度か耳に入ってきた。今の大人っぽいスタイリッシュな方向性の彼女たちに初見でアイドル性を見出してくれる人がいてなぜか嬉しくなる。



新体制ではもちろん、おそらくバンドでも初披露の「Saga」!メインは悠香ちゃん。5人態勢時代の振付を踏襲した新しい振付けがあり以前からのファンは嬉しいこと請け合いです。そして続くのは「きらめきシーサイド」!年末の朝ペシアで同じく『DULCE』収録の「ナイトライダー」が復活したその熱も冷めぬうちに披露された人気曲に高まったぺシストも多かったはず。アルバム『CARTA』のジャケットようなクールで神聖な印象の「Saga」から、きらびやかな南国の海を思わせる「きらめきシーサイド」を並べることで生まれる緩急も心地よく、多幸感も5割増し。
最後は程よくフロアが暖まったまま「Boogie Aroma」へ。この曲も夏のイメージを持つ曲故、じわじわ押し寄せる開放的なグルーヴに乗せられ、揺られつつ新年初ライブは幕を閉じました。
アンコールはLACKY TAPESと一緒に「Danger」と「レイニーブルース」を披露して終演。


以前はどの曲もワンコーラスごとにメインボーカルがコロコロ変わる事が多かったEspeciaですが、新体制後は1曲丸ごとメインボーカルを変えないで歌い切るスタイルになってから、曲の後半特に落ちサビ前後の高音が出し切れず苦しそうに見えることが多いような気がする。しかし朝ペシアをはじめた頃から比べると悠香ちゃん以外がリードをとる曲も増えてきており、誰がどの曲のリードをとるのか分からない状態に徐々になりつつあることが面白い。悠香ちゃんの歌の上手さはやはり頭一つ抜けているけど、2人もグイグイ良くなっているのでレベルアップしていく過程を見守っていきたいです。この先が楽しみ。




2017年3月19日日曜日

Especia SPICE Tour 大阪公演に行ってきた


Especia第2章最初で最後のツアー、SPICE Tour。
今回は3/12の福岡ROOMSを皮切りに4都市4公演行われるツアーの2か所目、3/13大阪。現体制では最初で最後の凱旋ライブをバンドセットで、会場は1章から馴染みがある味園ユニバース…となれば新旧思い入れのあるオタクが集結した熱いライブにならないわけがない。ということでライブを見に大阪まで足を運んだのでした。

味園ユニバースは元々昭和中期からキャバレーとして使われていたホールを現在はライブ会場として使用しているため、建物も内装も昭和レトロなモダンさと高級感漂う独特の雰囲気の会場。前方はソファ席、後方はスタンディングエリアに別れており、私は今回ソファで後方寄りの席でした。味園でEspeciaを見るのは初めてですが、2章でグッと大人っぽくなった彼女たちは味園の雰囲気により馴染んでいたのではないかな。







セットリスト
(タイトル横はリードを取ったメンバー)

1. Intro
2. X・O Mia・絵莉加・悠香
3. Funky Rock 絵莉加
4. Danger 悠香
5. Aviator 絵莉加
6. Rittetnhouse Square 悠香
7. Nothing 悠香
8. 嘘つきなアネラ Mia
9. Mistake 悠香
10. きらめきシーサイド 悠香
11. 海辺のサティ 悠香
MC
12. トワイライト・パームビーチ 悠香
13. FOOLISH 絵莉加
14. ナイトライダー 絵莉加
15. Boogie Aroma Mia
16. アバンチュールは銀色に 悠香
MC
17. Ternary 悠香
18. No1 Sweeper 

アンコール

19. Bayblues 悠香
20. YA・ME・TE! 絵莉加
21. YA・ME・TE! Mia
22. YA・ME・TE! 悠香

ダブルアンコール (バンドなし)

23. ミッドナイトConfusion (Pureness Waterman Edit) 絵莉加
24. No1 Sweeper 



こうしてセットリストを書き出してはじめて気づくボリューム感。計24曲。フルボリュームのバンドセット。一瞬で終わったような感覚だった。時間にして2時間半前後。
今回のツアーから解散だからなのか、明確な理由は不明ですが、Especia3人による1章の振付け解禁が多く見られた。今までぺシストによるコールやケチャなんかのオタクノリは自然と起こることはあっても、Especia側から積極的に1章の振付けやノリを見せることはなかったので、ある程度制限なく自由にでステージに立てていることが伝わってきて良かったです。
『Wizard』のアー写と同じ衣装で現れたメンバーは、悠香ちゃんは髪を後ろに束ね、Miaちゃんは珍しいポニーテール、絵莉加ちゃんアー写と変わりないおろし髪で髪型はシンプルスタイル。


開演時刻も近づきソファ席がひとしきり埋まると、ほぼ定刻通りに客電が落とされ、バンドメンバーが登場。Especia大阪最後のライブがスタートしました。
まずメンバーの出囃子となる1曲目は、アルバム『GUSTO』の「Intro」。2章からのライブは「Savior」のイントロを出囃子替わりに使ったり、この頃は音源未発表のボタニカルで神秘的な雰囲気の新出囃子が使われていたのですが、1章のライブの出囃子としておなじみだったこの曲を最後のツアーで解禁。懐かしく思い入れも強いオタクも多いであろうこの曲の解禁で1章と2章の区別を無くしたようにも感じられる。条件反射で高揚したし良かったのだけど、新出囃子もバンドアレンジで聴いてみたい。あと何度か残されたステージではどちらを使っていくのだろう?

「Intro」が終わるとメンバーが登場…しかしここは味園ユニバース。味園でのライブではお決まりになっていた客席回遊を今回も2曲目の「X.O」でやってくれた。最後の朝ペシアで披露したこの曲ではメンバー1人ずつに歌割りがあり、Mia→絵莉加→悠香と、歌いながら1人ずつ登場するスタイルが現体制としては新しかったのだけど、今回の味園では会場後方の入り口付近から歌いながら登場し会場を練り歩き、メンバーがフロアにいるぺシストと軽く握手して回るという期待を裏切らないはじまり方で幕を開けました。この曲中は終始フロアで丁寧に握手しながら笑顔で歌い切った3人でした。(握手会がなくなった今では貴重な接触現場です笑)

「X.O」を歌い切りステージに戻ると、次は現体制では初披露で絵莉加ちゃんがリードを取る「Funky Rock」。それまでの湿っぽい雰囲気を吹っ飛ばすように歌う絵莉加ちゃん。1章の振付けであったサビでのハンドクラップも迷いなく客席から聞こえてきた。今回この曲を披露したことでデビューEP『DULCE』からの曲は全て現体制verとして復活したことになる。
更に、1分近く続くテクニカルなドラムソロからはじまった「Rittenhouse Square」は悠香ちゃんリードで初披露。ドラムソロで溜めて溜めてイントロがはじまった時に感じた高揚感は他のぺシストも同様に感じていたようで、方々から熱い歓声が上がった。
正直、ブルージーな黒い楽曲ほどMiaちゃんの声で聴きたいと思っていたのだけど、表現力の幅が増した今の悠香ちゃんがメインで歌うこの曲は、より感情が乗り聴く者の心のに迫るものがあるように感じてとても良かった。この後もしばらくMCなしで「Nothing」「嘘つきなアネラ」「Mistake」「きらめきシーサイド」「海辺のサティ」と、ミディアム・スロウ~アップテンポ、新旧バランス良く立て続けに12曲披露。



MCは”SPICE Tourへようこそ!大阪ただいま!”と元気な挨拶からはじまった。初めて立つ味園のステージの感想を求められたMiaちゃんは天井から下がる球体のライトを指して”広い!なんかぶら下がってる!”というストレートな感想で会場を和ませていた笑
悠香ちゃんは”人は忘れてしまう生き物。だからEspeciaが解散したら忘れてしまうと思う。でもヤシの木を見たらEspeciaを思い出してほしい”と涙声で話す一幕も。Miaちゃんの感想でなごんだ雰囲気から急にネガティブな話題に切り替えたので、次の「トワイライトパームビーチ」に繋げるための話題として大筋を用意してきていたのかもしれない。しかし涙は準備してきたものでもなかったはず。解散を控えた最後の大阪という状況に感極まってしまったのか…。



MCの流れでそのまま「トワイライト・パームビーチ」へ。これもリードは悠香ちゃん。MCでの涙を引きずることなくのびのびと歌っていた。曲の最後ではアカペラでサビを披露し、次に続く「FOOLISH」へとなだれ込む。静まる空間で聞こえてくるのは3人の声のみという状況がこんなにも心地いいとは(ぺシストをディスってるわけではない)。その瞬間味園は3人が生むグルーヴで満たされていました。
アカペラで終わる「トワイライト・パームビーチ」は1章でも披露していたことがあった。そして後に続く曲はほぼ必ず「アビス」だったことも忘れられていないはず。現体制ではまだ日の目を見ることのない名曲「アビス」を解散前にこんな形で解禁されたら…。と、心の中で身構えていたぺシストは私だけではなかったと思う。しかし、次の曲は「FOOLISH」。少し残念のようなホッとしたような複雑な気持ちではあったけれど、それを吹き飛ばすくらいの勢いではじまった「FOOLISH」はいつも以上にカッコよく、痺れた。
ナイトライダー」ではサビの”結局やっぱり掛け違えてる”の振付けが復活。いつも悠香ちゃんがリードの「Boogie Aroma」は今回Miaちゃんがリードを取り、サビでの腕振りは途中から変則的なリズムに変えていた。そして「アバンチュールは銀色に」でぺシスト、いやオタクが冒頭の”I wanna hold you tight tonight”を歌いながら前方に大挙しておしかける。それは完全に1章のノリだった。曲が終わると悠香ちゃんがポツリと”懐かしいですね”と言ったことが強く印象に残っている。確かに1年しか経ってないのに何年も前のことのようでした。


MCでは熱くなったオタクを1度席に戻すと、フロアの片隅をみて”ちぃとぶぅが来てるんですよ”と悠香ちゃん。そう。Especiaの元メンバー、三瀬ちひろと三ノ宮ちかが観客としてフロアでライブを鑑賞していたのです。ライブ前から気付いていた人も多かったはず。(お、推しがフロアにいる…)

新曲「Ternary」の”My life is strange That's all we say”というワンフレーズを手を振りながら歌うように促す。一緒に歌うために練習するも”I wanna hold you tight tonight”の方が声が大きいとダメだしをされる。そうした中で初披露された新曲「Ternary」はハッキリ言ってEspeciaらしくない楽曲。アヴリル・ラヴィーン世代には懐かしさを感じるようなポップ~ロック。アルバム『CARTA』でいうところの「Clover」枠。ぺシストの間でも賛否はあるが、練習の甲斐あってか声も手振りもしっかりやっている人が多かった。
本編最後「No1 Sweeper」で再びオタクが前方に集結する。全編悠香ちゃんがリードで歌っていたこの曲は、各パート3人持ち回りでリードをとるように変更されていた。オタクが熱くならない訳がないのです。




アンコールは悠香ちゃんのリードで初披露の「Bayblues」からスタート。余談すぎるのだけど、私は三瀬ちひろ推しだったので三瀬が歌っていたパートを耳にすると今でも時々ステージに立つ彼女の存在を思い出すのだけど、その三瀬がその時客席にいて、彼女が好きだと公言していた「Bayblues」を聞いているという状況は、本人がどう思っていたかはさておき私は勝手に嬉しくなった。
続いて「YA・ME・TE! 」の3連発…! 今回はメンバー3人が1回ずつリードを交代して3回披露。1回目の絵莉加ちゃん。歌いはじめた時からオタクは再びソファ席の前方へなだれ込む。2回目、イントロが再びはじまった時のフロアの熱狂とざわめきはこの日1番だったように思う。加えてMiaちゃんがリードで歌いはじめ、残る2人は1章の振り付けをゆるく踊りはじめた。こんなに大々的にMiaちゃんコールをするペシストの声を聞いたのははじめて。3回目は誰もが分かっていた悠香ちゃん。コールの大きさもオタク乗りの激しさも増し、マネージャー清水さんも楽しそうにリフトされ (ステージ上でなかなか見ることのないメンバーの呆れ顔が印象的)、ついには客席にいた三瀬とちかぶがリフトされステージに上がる形となったが、会場にいるセキュリティスタッフは止めずに2人をステージに上げた。そのまま2人は困惑しながらも現Especiaに混じり、最後は5人で1章の振り付けを踊る。曲が終わった時には5人横並びで最後のポーズをしっかりキメていた。5人の並びはやはり感慨深い。三瀬、三ノ宮両者困惑してはいたけど、自己紹介を軽くしてしばしトークした後、笑顔でステージを去ったので良い思い出になっていると思いたい。そのまま2人に続いて3人もステージを後にしました。



客電がつかない…!ダブルアンコールがありました。
3人はツアーTシャツを着て再びステージに現れた。着こなしが難しそうなTシャツも、メンバーが着ると不思議とオシャレに見える。バンドは現れず、オケでの「ミッドナイトConfusion (Pureness Waterman Edit)」ではフロアのオタクが絵莉加ちゃんの指示で左右に揺れる。最後はもう1度「No1 Sweeper」を歌って終演。最後はバンドとメンバー横一列になり挨拶をして去っていきました。味園でEspecia、噂には聞いていたものの想像以上の熱さでオタクこと私は感無量です。



大阪が終わりツアーは折り返し、名古屋とファイナルの東京を残すのみ。リリイベもあるにせよ解散に向けてのカウントダウンがいよいよ近づいてる感覚。1秒でも多く脳裏に焼き付けておきたい。こんな異空間でEspeciaを見ることももうないと思うとやはり残念ではるものの、最後の大阪凱旋にふさわしい熱いライブになったのではないかな。



最後にMiaちゃんが”ぶら下がってる”とMCで言っていたアートランプ(というのが正しいのか?)を。確かにぶら下がってる。








2017年3月10日金曜日

気になる音楽メモ 2月編


2回目もやる気になりました。2月リリースの新譜で気になるもの、良かったものを。
今月は推しのリリースが集中していた。



ベッド・イン / 『男はアイツだけじゃない』





日本に再びバブルを起こすため結成された地下セクシーアイドルユニット、ベッド・インのメジャー1stシングル『男はアイツだけじゃない』。今ツイてるねノッてるね状態で人気も注目度もうなぎ上りなベッド・インちゃん。推しの内のひとつです。
キャラやビジュアルの強さがフィーチャーされがちだけど、音楽的側面ではそのキャラの強さに負けないバンドマン的なカッコ良さが前面に出たパフォーマンスが鮮烈で、そのギャップで落ちる人も少なくない。今回も”強いナオン”的な歌詞とバンドサウンド+打ち込みというベッド・インらしい”ボディコンロック”。
バンドが映える表題曲「男はアイツだけじゃない」はオケカラでターウーしたくなるデュエットソング。カップリングはBPM170くらいの早いテンポに高音シンセとエレキが絡み合ったトランス歌謡「劇場の恋」。今回はシンプルに音数を絞った乗りやすい曲というのがコンセプトとのこと。確かにライブでの合いの手が容易に想像できる。早くライブで盛大にジュリ扇を振り乱したい。






Perfume / 『TOKYO GIRL』






Perfume23枚目のシングル『TOKYO GIRL』。
ぶっちゃけラジオでの宇宙発オンエアを聴いてイマイチじゃね?っと思っていたのだけど、Perfume史上最高のメリハリと謳われるダンスを見ていただきたい。Perfumeは振りがついて初めて完成形と言っても過言ではない程ダンスが重要ですが、今回は特にその傾向が顕著じゃないかと。現状だとガッツリ踊っている姿は歌番組でしかお目にかかることができないため、MV貼っておきますが…ダンスショットが少なく切り替わりも激しいのでダンスの魅力はさほど伝わってこないのが残念。カップリングは3人のボーカルが全面に出されたさわやかで軽快な歌モノ「宝石の雨」。
余談ですが、自他共に認めるPerfumeオタク私はここ数年Perfumeに対して求めるもののハードルを高く設定しすぎているせいで心の底から新譜を楽しめない・すぐに受け入れられないという何とも拗れた状態になっているのだけど、前ほどではないとしても新譜が出るとそこそこにヘビロテしているので結局Perfumeが好きなんです。今回も例に漏れず。







Thundercat / 『DRUNK』





Flying Lotusが主催のレーベルBrainfeeder所属のベーシストThundercat3枚目のアルバム『DRUNK』。
計24曲収録で大ボリュームかと思いきや、1曲長くて4分程度と比較的短いので飽きることなくトントン進む。奇をてらわず堅実、メロウで耳触り良し。しかし決して単調で面白味がない訳ではなく、R&B、ソウルをベースにジャズ、ヒップホップ、80'sっぽい要素を散らした飽きのこない楽曲群と展開。それに独特のメロウな高音ボーカルが幾層にも重なることで出る、浮遊感とグルーヴのマイナスイオン。耳が癒されながら刺激される感覚…心地よい。
客演はKendrick Lamar、Pharrell、Flying Lotus、Michael Mcdonald、Kenny Loggins、Kamasi Washingtonなど、盟友から大物まで幅広く参加。特にMichael McdonaldとKenny Loggins参加(事件でしょ)の「Show You The Way」は必聴です。






Little Barrie / 『Death Express』






イギリスの3ピースロックバンドLittle Barrie5枚目のアルバム『Death Express』。全世界同時発売が主流の今時珍しい日本先行発売。
前作までを知らないので比べられないのだけど、オールディーズっぽくもあり、ブルージーでソウルフルな黒い要素(少しジミヘンを彷彿とさせる)も感じられ、時としてゴリゴリに攻めるガレージロック要素もあり…ロックというジャンルで一括りにできない個性が光る。方向性としてはとても渋く、ダークで気だるい雰囲気が漂うアルバム。良い意味で今っぽくない。しばらくアルバムを聴いていると特に飲んでもいないのに程よくアルコールを摂取したかのような感覚になる。横揺れ推奨。









蓮沼執太 & U-zhaan /『2 Tone』



音楽家・蓮沼執太とタブラ奏者・u-zhaanによるアルバム『2 Tone』。
u-zhaanはタブラ奏者として参加しているので想像通りの活躍っぷり。蓮沼執太はソロ名義でのポップさはどこへやら。テクノ、インド音楽、アンビエントにタブラやゲスト陣のボーカルが絡む実験的要素の強い作品。アバンギャルドな感じはArto Lindsayのようだと思っていたら実際ゲストで参加していた。



脇田もなり / 『BOYFRIEND』





もはや元Especiaという肩書きで紹介することも野暮な気さえするが、ソロ活動が好調な元Especiaの脇田もなり2枚目のシングル『BOYFRIEND』。
正直なところまだ買ってないのでどうこう言える立場ではないのだけど、表題曲「BOYFRIEND」は結構ベタに80’sなシンセポップ。可愛さ爆発のMVも最高。






HOMESHAKE / 『Fresh Air』

カナダ出身のSSW、Peter SagarによるプロジェクトHOMESHAKEのアルバム『Fresh Air』。
脱力系シティポップ・R&Bとでも言おうか。とにかくゆる~~いグルーヴに包まれた楽曲に加え、ゆらゆらと漂う高音ボーカル。これだけでもゆるゆるなのにこれに加えもわっとしたリバーブがかかって更に脱力。睡魔に襲われている時のような不思議な世界。運転中には聴かない方がいい。



以上、2月でした。