2016年2月20日土曜日

Especia 「Hotel Estrella @TOKYO」 に行ってきた


2/13に渋谷のチェルシーホテルで行われたEspeciaの朝ワンマンライブ「Hotel Estrella@TOKYO」に行ってきました。朝8時半開演です!早い…。暴風雨でしたがなんとか間に合いました。




このHotel Estrellaというタイトルの朝ライブは、去年末同じタイトルでEstrella Tourのプレファイナル公演としても開催されていて、今回はさらに規模を拡大して各都市で3公演が行われてます。Hotel Estrellaのコンセプトはずばり”優雅なホテルのモーニング”。そんなわけでパンとジュースとコーヒーが飲み放題です。朝、朝食としてパンとコーヒーを頂きつつライブをみよう!っていう。よく考えるな~~

前回は告知も結構突然で平日の朝開催だったことも影響してか、人も多すぎずゆったりできたのですが、今回は現体制残り少ない東京でのライブで土日開催だった為か朝早い時間にも関わらず後ろまで人でいっぱいでした!そして前回はすぐなくなっていたパンと飲み物も今回は枯れることなく沢山置いてありました笑 パン焼く用のトースターまで置いてあったりして。前回もライブハウスに朝っぱらいることがとても不思議な感覚でしたが、ライブハウスにトースターが置いてある光景も今後見る事なさそう。

ライブはほぼ定刻はじまり!セットリストです~



  1. Intro
  2. くるかな
  3. Mistake
  4. 雨のパーラー(Schtein&Longer Remix)
 5. Rittenhouse Square
  6. Fader
  7. シークレット・ジャイブ
  8. Security Lucy
  9. Funky Rock
 10. Mount Up
 11. アバンチュールは銀色に(GUSTO ver.)
 12. No1 Sweeper

※バレンタイン・キッス

 13. ナイトライダー
 14. Twinkle Emotion 

MC

 15. Clover
 16. We are Especia 後半



朝で時間も通常のライブと比べてちょっと短め。ライトなワンマンといった感じですかね。
たぶん今回は何の制約もなく割と好きな曲が組めるタイプのライブだったと思うのですが、アッパー~スロウ、新旧、リミックスの全てにおいてバランスが良く、個人的に久しぶりに聴けた曲もたくさんあって満足感たっぷりなセットリストでした!


会場まで無事たどり着けるか分からない位の雨でしたが「雨のパーラー(Schtein&Longer Remix)」が雨の日に聴けていつも以上のお得感。
この日2回目の披露だった「Fader」は絵莉加ちゃんを主軸としたラップ曲。ちかぶのラップ担当のような感じになっていたので卒業後のラップ担当はどうなるのかと思いましたが絵莉加ちゃんが引き継いで行くのかな…?と。あとサビのもなりちゃんの歌声が一段と心地よいです…!今までもボーカリストとしての魅力を遺憾なく発揮してきたもなりちゃんですが、残る2人には申し訳ないんですがこの曲はもなりちゃんじゃないと魅力が半減する気がします。それくらい良いです。


この先はしばらく久しぶり選曲ゾーン!「 シークレット・ジャイブ」、「Security Lucy」は原曲で聴いたのが下手したら1年近くぶり。ミニアルバム『Primera』でもこの頃ライブではリミックスの影に隠れがちだった原曲です。特に「Security Lucy」はもなりちゃんのウォッオーー!が卒業前に聴けて嬉しかったです。特典会で本人に聞いたところ、この日のセットリストの予定になかった曲だったらしいです。清水さんがブっこんだ? ありがとうございます。
Funky Rock」は振り付けが変わってからずっと見たいと思っていたのですがようやく見る事が出来ました!サビの手拍子は相変わらずなんですね。以前より細かくて子忙しい振り付けになったなあという印象。良い曲。
次が「Mount Up」。これも超超久しぶり。GUSTOツアーのライブDVD見て良さを再確認しました。ちぃちゃん作詞!
アバンチュールは銀色に(GUSTO ver.)」。どのリミックスも良さがありますがGUSTOver.程イントロからガツンとインパクトあるリミックスは無いし、この曲の特徴というか象徴であるイントロの5人円形になってのダンスがまた拝めたので大満足です!



12曲連続ぶっ続けでした。MCではこの前日に出演したおなじみのラジオ番組、『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』で披露された「バレンタイン・キッス」のオケが突然流れはじめました。これもバレンタイン当日ならではの清水さんのムチャ振りですね。本人たちも歌詞をほとんど覚えてなかったので、メロディを追ったり時々ちゃんと歌ったりとゆるい感じで適当に披露。でも歌詞が分からないからって客席にマイク向けるのは反則じゃない?笑 まあレアだし楽しかったです。

アンコールは「ナイトライダー」「Twinkle Emotion」「Clover」「We Are Especia」の4曲。
どれも新木場の卒業発表後を思い出す曲です…聴く時の気持ちでこんなに違うのか…と。まあでも「Clover」はまだまだ慣れないですね。拳は上げるけどマイクをこちらに向けられてもまだ歌えませんでした。「Twinkle Emotion」はハイタッチほしさにもっとわーーっと前に押し寄せるかと思って少しスタンバったけど言うほどフロアに動きは無かったです。







そんなかんじで私にとって5人最後の朝ペシアでした。
卒業発表後、今までのような楽しい気持ちでは見れなくなるのではないかと危惧してなかなかライブに行く事ができなかった私ですが、全くそんなことは無くて、ライブ中は今まで通りわくわくしっぱなしでした。しかし…ライブが終わった後に、また1つ5人でのライブが終わってしまった…という気持ちに。少ししんみりするというか…こればかりは仕方がないですね。。


特典会も大盛況で、見ず知らずのペシストと「今日は剥がしが早いなあ…」なんて話をしました。実際Especiaにしては高速握手会だったし結構強引に力強く剥がされる感じでした。そんなに力込めなくても退くよ…笑 まあそれくらい大盛況だったという事です。早朝で悪天候だったにもかかわらずよく集まったなあ。3人卒業を前に数少ない東京での現場を経験しておきたい人が押し寄せたのかもしれません。しかしセットリストであのパフォーマンスなら早起きしてでも見に行った価値は十分過ぎるほどでした!

まだまだ聴いておきたい曲は沢山ある!!2月末まではとりあえず通います。





2016年2月17日水曜日

Skylar Spence / Prom King


アメリカ、ニューヨークを拠点に活動している若干22歳の若手プロデューサー、Skylar Spenceこと本名Ryan DeRobertis。

2012年頃からネットを中心にSAINT PEPSI名義で活動を開始。Vaporwave/Future funk周辺のジャンルでは名の知れた存在でした。そんな彼がインディーレーベルCarpark Recordsと契約した上、アルバムまで出してしまいました!このジャンルとしては超快挙です。Vaporwave界隈をゆるく追いかけている身として見逃せない!てことで慣れないCDレビュー的な感想的なの書いてみます。

まずVaporwaveやFuture funkというジャンルから書いていく必要があるような気もするんですが、このブログで以前にも書いてるのでよろしければそちらをご参照くださいませ。(Future funkタグさかのぼってね)




ということで、Skylar Spenceのデビューアルバム『Prom King』。ひとことでまとめると最高の昼ドライブミュージック!ディスコでブギー!まぶしい!車に置いておきたい。



改名前のSAINT PEPSI時代の作品との比較で考えてみる。(過去ネットレーベルから発表された作品はコチラ)Vaporwave/Future funkという少々特殊な二次創作的側面の強いジャンル出身の人間が、クリアな権利関係を求められるCDを発売するにあたりどんな変化が見せるか。アルバム発売前から気になるところだったものの、SAINT PEPSI時代からそのポップセンスに定評のあるプロデューサーだったわけで、オリジナルであろうとなかろうと心躍るサウンドは健在でした。

ひとつ確実に変わったことと言えば、本人ががっちり歌っているところ。SAINT PEPSI時代は他のアーティストの曲に手を加えた曲、もしくはオリジナルのインストだったのでコレは大きな違い。あと本名ではないにしろ本人が表舞台に顔出して活動してるところ。

そして曲の変化もありました。実験的な展開やローファイサウンドはなし。全体としてFuture funk/Vaporwave特有の気だるさが抜けてその分ポップに軽快に、でも程よく重低音効かせて踊れる音。個性は残しつつクリーンにまとめたパッケージ仕様といった印象のアルバムです。





Fiona Coyne」や「Can't You See」のようなFuture funkらしい軽快な曲はまあ今までの活動でも想像がつくとして、「Affairs」「Fall Harder」のようなディスコ×ふわふわチルウェイヴみたいなサウンドは彼の作品としては新境地かも。ちょっと切ない感じのメロディライン。



Skylar Spence - "Fiona Coyne"


Skylar Spence - "Can't You See" (official video)


Skylar Spence - "Fall Harder"


Skylar Spence - "Affairs" (official music video)



最初二曲のギークな主人公の冴えない日常にも一筋の光が…みたいなMV、ベタだけど結構嫌いじゃないです。ちなみに「Affairs」のMVはCarparkから上がってるから確実にオフィシャルなんですが、80年代と思われるの映像をコラージュしたMVで、無許可でYoutubeに上がってるVaporwaveっぽい映像とやってること一緒なんですけど…いろいろ大丈夫なんですしょうか。

しかしこのアルバム『Prom King』、はっきり言って日本では全然話題になってない!残念ながら。海外のことは良く分かりませんが…。Pitchforkでも結構いい点数とってたりするし国内外でもうちょっと話題になってもいいと思うんですけど。個人的には去年出た洋楽アルバム10選の中に入る出来です。このアルバムはもちろん、代表作「Hit Vibes」をはじめ過去ネットレーベルで発表した作品も同じくかっこいいです。




ここからは余談ですが、このSkylar Spence、調べれば調べるほどtofubeatsっぽい。米産tofubeats。年齢はもちろん、tofubeatsの「ディスコの神様」に対して「Prom King」(Prom=Promenade、つまり舞踏会)とか。ネット経由の音楽発信からのCDリリース、曲作りとリリースペースの早さ、情報過多なネット社会を上手に泳いでる感じとか。本人達から醸し出される雰囲気まで似てる気さえしてくる。
そんな共通点の多い二人ですが、実はtofubeats2枚目のアルバム「POSITIVE」収録の「Without U」で既に共演済み。個人的に曲はそんなにピンと来なかったものの共演してるだけでもなんだか嬉しい。おトーフのアルバムの客演が発表になった時はそれはそれは驚いたこと…!さらにSkylar Spenceのアルバム国内盤には「Can't You See」のtofubeasts Mixが収録されてたりしてちゃっかりマブダチっぷりを見せつけてくれました。

調べればもっと共通点も見つかるんじゃないかと思って調べていた矢先にこんな対談を発見。パーソナルな部分やバックグラウンドに触れられるインタビューです。元々はSkylar Spenceがtofubeatsのファンだったところからはじまってるみたいです。実際会ったことはまだない模様。

tofubeats×スカイラー、お互いに訊きたいことって? - Qetic





そんなSkylar Spenceの近況。アメリカとカナダでアルバムツアーをやってるみたいです。映像上がってました。バンド引き連れてギターかき鳴らしたり鍵盤引いたり歌ったり忙しそう。生バンド入れてこのサウンド気持ち良いんでしょうね!せっかくCarparkに在籍してるし国内盤はHosstessから出してるんで Hostess Club Weekenderあたりで日本に来てもおかしくないんじゃないかと地味に期待してるんですけど。どうですかね。


Skylar Spence - Live at The Echo 10/22/2015



ということで広いようで狭いインターネットの世界から飛び出したFuture funkの申し子Skylar Spenceのデビューアルバム『Prom King』のあれやこれやでした。ネットレーベルから発表した過去作無料で落とせるんでその辺も漁ってみてください。

私としてはまずはライブで見てみたい!来日してくれ!あとは話が早いですが2枚目3枚目と続いていけばいいな…と。