2015年1月30日金曜日

Especiaの新譜「Primera」の話


さて、今回は去年末O-EASTで行われたフルバンドワンマンで発表された、
Especiaのメジャーデビューとミニアルバムリリース、そして新曲について書いてきたいと思います。

まず新譜の収録曲を↓


1.We are Especia ~泣きながらダンシング~
2.Interlude
3.West Philly
4.Sweet Tactics
5.シークレット・ジャイヴ
6.Skit
7.さよならクルージン
8.Security Lucy
9.Outro


もうタイトルから既にブラックな匂い。期待せざるを得ない!
そして全曲ではないものの少しずつ解禁中。まずはMVから。

まずは若旦那氏プロデュースで、年末のフルバンドワンマンで発表された新曲です。
フルは今のところGyao!のみで公開中です。→Gyao! Especia 「We are Especia~泣きながらダンシング~」


Especia - We are Especia ~泣きながらダンシング~(ショート ver.)

「等身大の歌詞」「内情吐露」等、Especiaの活動では見せる事がなかった「聴き手の感情に訴えかけるドラマティックな部分」をいきなり全開にしたこの曲を、メジャーの1発目に持ってきたことで良くも悪くも大反響なこの曲。
初披露の直後は私を含め難色を示していた人も結構いたように思いますが、S&L氏編曲なこともあり、今は慣れて曲を純粋に楽しめるようになった人も多いのではないのでしょうか?曲後半のゴッソとコールとケチャで初見でも盛り上がれる、ももクロの怪盗少女のような自己紹介ソング的位置づけの曲になりそうです。この曲がEspeciaの代表曲!と言われる日が近いうちにやって来るのでしょうか。(しかし、、個人的にこの曲を代表曲と言うには弱いと思ってます。)



全てを何風と例えるのも違う気がするのですが、しいて言えばDarkchildことRodney Jarkinsの2000年代のR&Bっぽいな~と思いました。トークボックスの音が耳に残りますね。年始にライブで初めて見たとき1度で気に入りました。


もなりちゃんの「ウォッオーー」が印象的な80’sユーロビート風の現代R&B…でしょうか。ちょっと「さよならクルージン」と印象被りますがこちらの方が80’s感。
曲は本場フィラデルフィアに縁のあるRillsoul先生作です。ジャジーなヒップホップ・ソウル×日本のアイドルという物珍しさと楽曲のカッコ良さ故か、フィラデルフィア現地のニュースサイトでも「There’s a Japanese Girl Group with a Song Titled “West Philly”という記事で話題になっていたようです。もちろんRilsoul先生の名前も!



あと最近公開された「シークレット・ジャイヴ」のMV!
こちらもGyao!のみで公開です。→ Gyao! Especia 「シークレット・ジャイヴ」

メロウで浮遊感がある不思議な仕上がりの曲です。
そしてMVは見る人が見れば誰が作った即分かる!ホンマカズキ氏作。ドバイのトイレをイメージしたMVだそうでw 個人的にこの曲と歌い出しの絵莉加ちゃんの声が好きです。アッパーな曲で声張って歌うのも良いですが、こういう抑えた歌い方だとまた違う良さが出ますね。三瀬さんもなんだかセクシーな雰囲気の声になっててこれも新しい発見でした。

なんだかんだで現段階で既に「Sweet Tactics」以外がネットでチェックできます
「Sweet Tactics」ももうライブでは何度か披露しているようです。私自身この曲と「シークレット・ジャイヴ」以外はライブで見てるので、この後何度か行こうと思っているリリイベで聴けたらいいなあと思ってます。そして、解禁済みの曲を聴いてミニアルバム「Primera」の輪郭が見えてきましたね。今までEspeciaのような80’sディスコやAORの要素がある曲もあれば、「West Philly」のような新しい路線もある、広義でのブラックミュージック要素が強いアルバムになりそうです。


ツアー、そして「Primera」の為のリリイベの嵐を経て、また実力を付けたEspecia。
リリイベに毎回行く程ではない半在宅ファンなので月1くらいで何かしらのイベントに行くのですが、毎回パフォーマンスが洗練されていく様は本当に見ていて面白いです。今1番見ておくべきアイドルだと思います。
ということで、ミニアルバム「Primera」とリリースパーティがとても楽しみ今日この頃です。
アルバム予約特典ライブに行ける方は是非。朝早いのがたまにキズですが…通常盤でもアルバム予約しておけばたっぷりライブも見れますし。1度ライブを見てほしいです。


2015年1月21日水曜日

第弐回 真夜中のへヴィロックパーティに行ってきた


9/27の深夜から渋谷マウントレーニアホールで行われた「第弐回 真夜中のへヴィロックパーティ」に行ってました。以前このイベントが発表された頃、私が大騒ぎしていたあの人が出るイベントです。そう、その人の名は佐井好子。という事で今回は好子さんの事を書いていきます。

佐井好子が35年ぶりにステージに立つ日

私が好子さんを知ったのは5、6年前に出したリマスターCDがきっかけです。
35年という長い年月を肌で感じてはいないものの…これだけの長い間公の場に姿を現さなかった人が、おそらく還暦近くなっていきなり姿を表すとは誰が思ったでしょうか。

この日のメンツは一筋縄ではいかないクセモノばかりで、良い意味で統一感がまるでないラインナップでした。個人的に興味があるアーティストもおり、1つのイベントでいっぺんに観る事が出来る超お得イベントでした…ということで再掲。ここには書かれてませんが元BiSのプールイちゃん率いるLUI◇FRONTiC◆松隈JAPANも参加してました。だがしかし、全部は見ることができませんでした。なぜなら同日開催のL4Rと若干時間がかぶっていたから…。下はタイムテーブル





公式サイトがないのでマウントレーニアホールのページから拝借しました。

L4Rこと「Like A Record Round! Round! Round!」が同日開催で(詳しくはこちら : 吉本興業 presents 藤井隆、RG、椿鬼奴の洋楽ステージ「Like a Record round! round! round!」 )L4Rは新宿で19時から23時頃まで。好子さんの出番は渋谷で22時半から…ということで、私は時間ギリまで新宿に残留。そして非常階段feat.ゆるめるモ!は干しました…。
L4Rも盛り上がってるところで泣く泣く途中で抜け、、急いで渋谷まで移動です。いや、でもいいんだ!しょうがないんだ!と自分に言い聞かせながら超猛ダッシュで会場に向かった訳ですが、この手のライブには珍しくちょっと巻きで進行していてようで、本当に最初からは間に合わず…。

とにかく急いでいたのであまりちゃんと覚えていないのですが、会場入りした時にはすでに好子さんの歌がうっすらと聞こえてました。猛ダッシュしたせいで汗が引かなければ息も上がったままだった為しばらく通路で観賞。というか誰かの席の前を通り抜ける事さえはばかられるくらい研ぎ澄まされた空間と化していました。自分の荒い呼吸の音さえ邪魔なくらい…。

そして聞こえてくる好子さんの歌声!それは35年という長いブランクを全く感じさせない美しい歌声でした。2008年リリースのアルバム「タクラマカン」の時のような、デビュー当時より少し角が取れたやわらかい声です。美しいスキャットも健在。

この日のサポートメンバーは、ギターにHIROSHI(奇形児)、ベースにFUJIWARA(ex. サバートブレイズ)、キーボードにHAJIMETAL(誰でもエスパー ex ミドリ)、ドラムに岡野太(非常階段)…。サポートとはいえお誂え向きな布陣です。

セットリストはこちら↓


1.  遍路
2. 春の川
3. 蝶のすむ部屋
4. 人のいない島
5. 変わり者
6. 白い鳥


私が見たのは1曲目「遍路」の途中から。JOJO広重さんがゲスト参加した「人のいない島」「変わり者」の2曲はもちろんノイズまみれのギターと共に。好子さんは曲によっては椅子に腰かけて歌ったり、「変わり者」のような軽快なテンポの曲の時は身振り手振りでリズムに乗っていましたが、音程やテンポは乱れることなく悠々と歌っている姿が記憶に残っています。そして中でも1番印象的だったのが、最後の曲「白い鳥」です。
この曲ではバンドはステージを去り、鍵盤のと好子さんの2人のみが残ります。演出も演奏もシンプルです。ピアノとボーカルのみで原曲に忠実なライブと言ったところでしょうか。音がシンプル故に個々が目立ち、会場全体が、私が開場に入った時以上に研ぎ澄ませれ、緊張感を持っていました…。
「白い鳥」は4枚目のアルバム「蝶のすむ家」の1番最後の曲、つまり好子さんが長期にわたり表舞台から姿を消す前の、70年代最後に発表された曲ということになります。そんな曲をライブの最後に歌われてしまうと、「またしばらく表舞台には出てこない」という意味での選曲なのではないかと思わざるを得ませんでした。考えすぎでしょうか?(MCでも「70年代最後の曲だ」とご本人の口から説明がありました。しかし、しっかり記録をとっておらず‥うろ覚え。)


セットリストは好子さんのアルバム全5枚の中から考えると後期の曲が多いな~という印象でした。
個人的にはデビューアルバム「万華鏡」の曲が1番思い入れが強いので1曲でも聴きければ…と思っていたのですが、今回はセットリスト入りならず。「夜の精」とか「二十才になれば」とか聴きたかったなあ…


Yoshiko Sai - Hatachi Ni Nareba, 1975


MCも何度か入りました。好子さんは「アルバム『変わり者』をリリースした時もちゃっかりライブは”すり抜けてきた”」とにこやかに話していた事が印象的でしたw ライブが嫌いとかではなく、苦手なのか、ブランクを経て人前に立つことへの恥かしかしさから来る発言というか、そんなニュアンスじゃないかと思います。

35年ぶりに立つステージとあって、ライブ終わりに熱心なファンが花や手紙を渡す場面も。そして噂によるとライブ後は物販で少しの間サイン会(!!!)をやっていたとか…。告知など無いゲリラ的なサイン会だったようで、全く気付けませんでした…無念。


…で、本当は他の出演者の事も書きたかったのですが、もう記憶がございません…。
文章作りが遅い自覚はあるのですが、マイぺースに書いていたらもう年を越してました。

ということで、申し訳程度ですが薄れる記憶の中で印象深かった事を各アーティスト少ずつ。
まず、マリアンヌ東雲様は相変わらず便が立つドSだったキノコホテル、パンタロンに亀川千代ばりの姫カットというインパクトのある見た目のボーカルが飛んだり跳ねたりして画的にも音楽的にもサイケでかっこよかった蛸地蔵、テルミン?とギターだけのサイレントセットなコクシネル、キーボードの動きとMCのコミカルさが目立つアーバンギャルド、このイベントの出演者の中に混じると割と正統派なロックンロールで純粋な会場の盛り上がりでいうと序盤イチだったTHE卍 featuring 加納秀人、そして早朝4時という時刻に全員を叩き起こしに来て早々新曲をやったLUI◇FRONTiC◆松隈JAPAN。今回の出演者はほとんどが初見だったのですが、全員が全員違う個性を持った、広い意味でロックな出演者でした。

ちなみに最後は私も眠い中プールイちゃんに叩き起こされつつ、最後なので前の方で見ていました。そのあとプールイちゃんは終演後朝5時過ぎにも関わらず物販に立ってました…。お疲れさま。

個人的に楽しかったのは蛸地蔵です。サイケな骨太ロック。音楽や見た目こそサイケで近寄りがたい雰囲気ですが、MCは(思ったより)まともに話していて何なら結構笑いを取っていたし、終演後はフロアでワンマンのフライヤーを配ったりと、人間らしい部分もw CD買っておけば良かったかな~…

終演後、会場前にて


今回のイベント…やはり最初から見れなかった事が相当悔しいですw
非常階段feat.ゆるめるモ!はもちろん、好子さんが登場したその時の開場の雰囲気やステージの状況など、、こういう機会なので余すところなく全てを見届けたかった…。やはり日に日に記憶は薄れるもので、しっかりと記録を取るくらいの感覚で見ておけばよかったと今更後悔しています。
しかしこうして振り返ってみるとメンツが絶妙です。複数バンドが出るイベントだとどうしても似たようなジャンルの似たような音楽性のアーティストが集まり勝ちですが、そういった偏りもなく、先にも書いたように広い意味でロックである以外は良い意味で共通点が少なく、飽きずに朝まで楽しいイベントでした(途中で眠気に負けそうでしたが…w)。あ、割とアングラなところも共通点ですかね 笑

まあ何より目の前で歌う好子さんを見る事が出来て本当に幸せでした。好子さんの変わらない歌声が直接に耳に入ってくる感覚…忘れません。また表舞台で歌ってくれる日が来ることを願っております。